2009年08月20日

アサガオ

 突然変異で生まれた珍しい花や葉をつける「変化アサガオ」が、福岡市植物園(福岡市中央区)で展示されています。キキョウのような花やツル状の葉など、見慣れたアサガオとは違う姿に、訪れた人も「アサガオとは思えない」と見入っているそうです。9月13日までの展示です。

 変化アサガオは、江戸時代から明治期にかけ、珍重されたそうです。武家や商人の趣味から始まり、庶民の間でもブームになりましたが、近年では多くが散逸したということです。愛好家が収集・保存してきた貴重な種を、九州大学大学院理学研究院の仁田坂英二助教(47)が研究しました。今回、この種を提供された同園が33種200鉢を栽培し、珍しい花を咲かせた約40鉢を展示しているのです。

 同園植物展示係の船越亜紀さん(26)は「日本独特の趣味の世界を味わって」。花が楽しめるのは午前中で、展示も見ごろの鉢と随時入れ替えるそうです。夏休みの終わりに子供さんを連れて行ってみてはいかがですか?



Posted by lot at 08:28